家賃管理アプリ おすすめ9選【2026年】個人大家の料金比較

個人大家向けの家賃管理アプリ・賃貸管理ソフトは、会計ソフトから無料の台帳アプリまで選択肢が広がっています。 この記事では、2〜10物件を持つ個人オーナーが実際に選択肢に入れる9サービスを、各社の公式料金ページで確認した実額にもとづいて比較します。 会計ソフト・賃貸管理ソフトに加えて、無料または月数百円で使える個人大家向けツール4本(大家CLOUD・大家のヤモリ・ビズアナオーナー・大家さん手帳)も同じ基準で並べています。
結論(2026年9月26日時点)
- 物件別の収支を管理したい個人大家:不動産特化型のOwnersDesk(無料プラン0円・1物件1室まで・期限なし/ Standard 年9,800円・税込・3物件まで室数無制限)。 物件・入居者・家賃入金が最初から データ構造に入っています。
- すでに他の事業の会計をやっている兼業大家:freee会計(個人スターター 年12,936円・税込換算)またはマネーフォワード クラウド確定申告(パーソナルミニ 年11,880円・税込換算)。 会計ソフトに不動産所得をまとめる形になります。
- 確定申告の処理だけ安く済ませたい:やよいの青色申告 オンライン(セルフプラン 年12,980円・税込換算、初年度無料キャンペーンあり)。
- 10物件を超え、管理業に近い運用をしている:ReDocS(Liteプラン 月3,278円・税込/ ただし初期登録費用54,780円・税込が別途)。
- まず0円で記録だけ始めたい:大家のヤモリ(主要機能が無料)、ビズアナオーナー(フリープラン0円/編集や年間集計は月480円)、大家さん手帳(iOSアプリ・無料・アプリ内課金なし)。 確定申告用の科目別集計(CSV/PDF出力)や減価償却の自動計算まで求めると足りなくなりますが、 台帳として始める分にはコストがかかりません。 1物件1室までなら、OwnersDeskの無料プラン(0円・期限なし)も同じ0円枠に入ります。
- 自主管理で空室募集までまとめたい:大家CLOUD(10物件まで無料)。 ただし有料プランは新規申し込みが中断中のため、 現時点では無料枠の範囲で判断する必要があります(後述)。
- 不動産会社・管理会社:いえらぶCLOUDなどの業務システム。 料金は公表されておらず問い合わせが必要です。
料金はいずれも各社公式ページで2026年9月26日に確認した金額です。 競合各社は税抜表示のため、本記事では消費税10%を加えた税込額に揃えて併記しています。
管理会社に委託中なら「オーナーアプリ」、自主管理なら「家賃管理アプリ」——まず自分がどちらか
「オーナーアプリ」「オーナー管理ツール」で検索して、この記事に着いた方も多いはずです。 その言葉には2つの別物が混ざっています。
- 管理会社が配るオーナーアプリ:管理を委託している会社が、送金明細や入退去の報告をオーナーに見せるために配布するアプリです。 管理会社が導入していなければ使えず、自分で選ぶものではありません。 本記事の対象外です。
- 自分で選ぶ家賃管理アプリ・賃貸管理ソフト:自主管理の物件、または委託していても自分で収支を把握したい物件のために、 オーナー自身が契約して使うツールです。本記事の9選はこちらです。
管理会社に委託中でも、送金明細を家賃収入として記録し、管理委託料を経費として記録すれば、 自主管理の物件と同じ台帳に載せられます。 確定申告は委託・自主管理を問わずオーナー本人の仕事なので、 「委託しているから台帳は要らない」とはなりません。
アパート経営の会計ソフト(freee・マネーフォワード・やよい)と賃貸管理ソフト、どちらが必要か
比較を始める前に、もう1つの分かれ道があります。会計ソフトは「所得を計算して申告書を作る」ための道具で、 物件・部屋・入居者という単位を持ちません。賃貸管理ソフト(家賃管理アプリ)は「どの部屋の家賃が、いつ、いくら入ったか」を 物件単位で記録する道具で、申告書そのものは作りません。
- 会計ソフトだけで足りる人:物件が1〜2件で入居者の入れ替わりが少なく、すでに他の事業で会計ソフトを使っている方。 不動産所得をその会計ソフトに寄せるのが最も手数が少なくなります。
- 賃貸管理ソフトが要る人:物件ごと・部屋ごとの収支や空室、契約更新の時期を把握したい方。 会計ソフト単体だと、物件別の集計軸を自分で維持し続けることになります。
- 両方を使う人:賃貸管理ソフトで台帳をつけ、年1回その集計を会計ソフトや税理士に渡す形です。 この記事で比較する不動産特化型ツールは、その「渡す」ためのCSV出力を備えているかで差が出ます。
比較の前提:何を見ればいいのか
大家さんがツールを選ぶ際の判断軸は次の5つです。
- 対象規模:個人〜中小法人〜大規模どれに最適化されているか
- データの持ち方:「物件・部屋・入居者」を最初から扱えるか、 それとも会計科目に落とし込んで自分で集計するか
- 初期費用:月額だけでなく、契約時に一度かかる費用があるか
- 試せるか:無料プランや無料お試し期間があるか
- 料金:年額でいくらか(税込に揃えて比べる)
とくに見落とされやすいのが初期費用です。月額だけを並べると近く見えても、 初期登録費用が数万円かかるサービスでは初年度の総額が大きく変わります。
1. OwnersDesk(本記事の運営者)
- 種別:個人大家向けの不動産収支管理クラウド
- 対象規模:2〜10物件の個人オーナー
- 料金(税込):無料プラン0円(1物件・1室まで)/Standard 月980円・年9,800円(3物件まで・室数無制限)/Pro 月4,980円・年47,760円(物件数無制限、AI自動分類・PDF帳票・ローン管理つき)
- 初期費用:0円
- 無料で試せるか:無料プランあり(期限なし・1物件1室まで)。無料トライアルはありません
- 特徴:スマホ中心の3タップ設計、書類の改ざん検知つき保管、減価償却の自動計算、物件別の収支レポート
- 留意点:2026年開始の新しいサービスのため、導入実績は老舗ソフトに比べて少数です
- 出典:OwnersDesk 料金プラン
2. freee会計(クラウド会計ソフト)
- 種別:クラウド会計ソフト(個人事業主向けプラン)
- 料金(公式表示は税抜):スターター 月1,780円・年11,760円/ スタンダード 月2,980円・年23,760円/プレミアム 年39,800円(年払いのみ)
- 税込換算:スターター 月1,958円・年12,936円/ スタンダード 月3,278円・年26,136円
- 初期費用:0円
- 無料で試せるか:無料お試し期間あり(期間・条件は公式ページで要確認)
- 編集部の見解:銀行・クレジットカード連携と仕訳の自動化が中心で、 不動産所得は「事業の1つ」として扱う形になります。他事業と合算で申告する兼業大家と相性が良い一方、 物件別の損益は自分で集計軸を設計する必要があります
- 出典:freee ヘルプセンター「【個人】freee会計のプランについて」
3. マネーフォワード クラウド確定申告(クラウド会計ソフト)
- 種別:クラウド会計ソフト(個人向けプラン)
- 料金(公式表示は税抜):パーソナルミニ 年払い10,800円/月払い1,280円・ パーソナル 年払い15,360円/月払い1,680円・ パーソナルプラス 年払い35,760円(年払いのみ)
- 税込換算:パーソナルミニ 年11,880円/ パーソナル 年16,896円
- 初期費用:0円
- 無料で試せるか:無料お試し期間あり(条件は公式ページで要確認)
- 編集部の見解:freee会計と同じく会計ソフト側からのアプローチです。 プランによって使える機能の範囲が変わるため、不動産所得の申告に必要な機能が 検討中のプランに含まれるかは、契約前に公式の機能比較表で確認してください
- 出典:マネーフォワード クラウド確定申告 料金プラン
4. やよいの青色申告 オンライン(青色申告特化)
- 種別:青色申告に特化したクラウド申告ソフト
- 料金(公式表示は税抜):セルフプラン 年11,800円/ベーシックプラン 年22,800円/ トータルプラン 年39,600円。セルフ・ベーシックは1年間無料のキャンペーンあり
- 税込換算:セルフ 年12,980円/ ベーシック 年25,080円
- 初期費用:0円
- 無料で試せるか:セルフ・ベーシックの初年度無料キャンペーン
- 編集部の見解:3プランで製品機能そのものは同じで、 違いはサポート範囲(セルフはWeb FAQのみ、ベーシックは電話・メール・チャット、 トータルは記帳や業務相談まで)です。確定申告の作業だけを安く片付けたい方向けで、 物件・入居者・契約といった賃貸業務の管理機能は別途必要になります
- 出典:やよいの青色申告 オンライン 料金・製品ラインナップ
5. ReDocS(賃貸管理専門ソフト)
- 種別:クラウド賃貸管理ソフト(Bambooboy株式会社)
- 対象:管理会社に加えて「自主管理されている個人オーナー様(大家さん)」も公式に対象と明記
- 料金(公式表示が税込):Lite 月3,278円(100戸/100オーナーまで)/ Middle 月7,678円(500戸まで)/Advance 月13,728円(1,000戸まで)/ Custom 個別見積(1,000戸超)
- 初期費用:初期登録費用 54,780円(税込・初回のみ)
- 無料で試せるか:30日間のお試し利用あり
- 編集部の見解:戸数の上限が100戸からと、小規模オーナーには余裕のある設計です。 月額3,278円は年39,336円ですが、初年度は初期費用を含めて94,116円になる点が 判断の分かれ目になります
- 出典:ReDocS 公式サイト
6. 大家CLOUD(自主管理オーナー向け・空室募集つき)
- 種別:自主管理オーナー向けクラウド賃貸管理
- 対象:物件を自主管理しているオーナー・貸主
- 料金(公式表示が税抜):無料プラン 0円(10物件まで・初期費用0円)/ 賃貸管理プラン100 月3,980円(税込換算 4,378円・100物件まで・初期費用0円)
- ⚠️ 有料プランは新規申し込みを中断中:公式料金ページに「ただいまサービスの大幅なリニューアルを計画中のため、 新規の有料プランの申し込みを中断しております」と記載されています(2026年9月26日時点)
- 無料枠の範囲に注意:公式料金表では、無料プランで恒久的に使えるのは物件管理で、 募集管理・入居者管理・家賃管理・業者リスト管理は15日間の体験と記載されています
- 編集部の見解:空室募集の一斉送信まで含む点が独自です。 ただし有料プランを申し込めない状態が続いているため、 「無料枠で足りるか」を先に確かめてから使い始めるのが安全です
- 出典:大家CLOUD 料金ページ
7. 大家のヤモリ(収支管理クラウド)
- 種別:不動産経営管理クラウド(株式会社ヤモリ)
- 対象:不動産オーナー(同社は管理会社向けの「管理会社のヤモリ」も提供)
- 料金:主要機能は無料。 月次データ自動入力サービスが月980円/15戸(税抜・税込換算 1,078円)
- 初期費用:公式ページに記載なし
- 無料で試せるか:名前とメールアドレスの登録で無料アカウントを作成できます
- 編集部の見解:オーナー向け機能を無料で開放し、 手入力を減らす部分だけを戸数課金にする設計です。 なお公式ページに金額の記載があるのは自動入力サービスのみで、 他の有料オプションの有無は公開情報からは確認できませんでした
- 出典:大家のヤモリ 公式ページ
8. ビズアナオーナー(収支管理・AI賃料査定)
- 種別:不動産オーナー向け収支管理サービス
- 対象:管理会社から収支報告書を受け取っているオーナー。 報告書を送るとデータ化される仕組みが中心です
- 料金(公式FAQが税込表示):フリープラン 0円/月(登録料も0円)/ スタンダードプラン 480円/月(年5,760円)
- 有料プランで増える範囲:収入・支出明細の追加/編集/削除、年間収支・年間入金一覧の参照、 収支データのPDF・CSV出力
- 単発オプション:AI賃料査定・統計調査レポートが各5,000円(税込)、 セットで8,000円(税込)の買い切り
- 無料で試せるか:クレジットカード登録で1ヶ月の無料体験
- 編集部の見解:月480円は本記事で最も安い有料プランです。 一方で明細を自分で編集するには有料プランが必要な設計なので、 自主管理で入出金を自分で入力する使い方とは前提が異なります
- 出典:ビズアナオーナー よくあるご質問
9. 大家さん手帳(iOSアプリ)
- 種別:iOSアプリ(NIRE KENKYUSHO, LIMITED LIABILITY COMPANY)
- 対象:大家・不動産管理者
- 料金:無料。App Storeの表示上、アプリ内課金の記載はありません(2026年9月26日時点)
- 対応環境:iOS 14.0以降(iPhone・iPad・iPod touch)、 Apple M1以降のMac(macOS 11.0以降)、visionOS 1.0以降
- 機能:物件・部屋・入退去・家賃・修繕・対応履歴の管理と、全データのCSV出力
- 編集部の見解:大家さん手帳は完全無料で課金要素が無いのが強みです。 一方で2026年9月26日時点のApp Store掲載はバージョン1.1(2025年10月6日更新)のままで約1年更新がなく、 評価は5件と、大家さん手帳の公開されている実績はまだ限られます。 大家さん手帳を長期のデータ預け先として選ぶなら、CSV出力で手元にバックアップを取れる点を確認しておくと安心です
- 出典:大家さん手帳(App Store)
番外:いえらぶCLOUDなどの不動産会社向けシステム
いえらぶCLOUDは公式サイトで「全国17,000社以上の不動産会社様に選ばれています」と掲げており、 賃貸仲介・売買仲介・賃貸管理という不動産会社の業務を対象としたシステムです。 料金は公表されておらず、資料請求または問い合わせが必要です。 個人で数物件を持つ大家さんが最初に検討する層とは前提が異なるため、 本記事の9選には含めていません(出典:いえらぶCLOUD 公式サイト)。
比較早見表
年額はすべて税込に揃えています(競合各社の公式表示は税抜のため、消費税10%を加算)。 カッコ内は各社公式ページの表示額です。
| サービス | 種別 | 年額(税込) | 初期費用 | 無料で試せるか | 主な対象 |
|---|---|---|---|---|---|
| OwnersDesk | 不動産特化 | 0円/9,800円/47,760円 | 0円 | 無料プラン(1物件1室) | 2〜10物件の個人オーナー |
| freee会計 | クラウド会計 | 12,936円(税抜11,760円)〜 | 0円 | 無料お試し期間 | 個人事業主全般 |
| マネーフォワード クラウド確定申告 | クラウド会計 | 11,880円(税抜10,800円)〜 | 0円 | 無料お試し期間 | 個人事業主全般 |
| やよいの青色申告 オンライン | 青色申告特化 | 12,980円(税抜11,800円)〜 | 0円 | 初年度無料(セルフ・ベーシック) | 個人事業主全般 |
| ReDocS | 賃貸管理専門 | 39,336円(月3,278円×12)〜 | 54,780円 | 30日間お試し | 管理会社・自主管理オーナー |
| 大家CLOUD | 自主管理オーナー向け | 0円/52,536円(月3,980円税抜×12) ※有料は新規申込中断中 | 0円 | 無料プラン(10物件・一部は15日体験) | 自主管理オーナー |
| 大家のヤモリ | 収支管理クラウド | 0円(主要機能)/自動入力 12,936円(月980円税抜×12・15戸) | 記載なし | 無料アカウント | 不動産オーナー |
| ビズアナオーナー | 収支管理 | 0円/5,760円(月480円×12) | 0円 | フリープラン+1ヶ月体験 | 管理会社に委託中のオーナー |
| 大家さん手帳 | iOSアプリ | 0円 | 0円 | 無料(App Store) | 大家・不動産管理者 |
※料金は2026年9月26日に各社公式ページで確認した金額です。 キャンペーンや改定により変動しますので、契約前に必ず公式サイトの最新料金をご確認ください。 ※本表は料金・初期費用・対象という客観的に確認できる項目のみを掲載しています。 機能の優劣は用途によって評価が変わるため、表には含めていません。
年間コストの試算:物件数で最適プランは変わる
月額だけを見ると差は小さく見えますが、大家業は数年〜数十年続く前提のツールです。 物件数ごとに「1年でいくらかかるか」を試算してみましょう(すべて税込・2026年9月26日時点)。
ケース1:物件3件・合計8室の副業大家
- OwnersDesk:Standardプラン(3物件まで・室数無制限)に収まるため年9,800円。8室に増えても室数課金がなく金額は変わりません。
- freee会計 スターター:年12,936円(税抜11,760円)。ただし物件別の損益集計は自分で設計する必要があります。
- マネーフォワード パーソナルミニ:年11,880円(税抜10,800円)。
- やよいの青色申告 セルフ:年12,980円(税抜11,800円)。ただし初年度無料キャンペーン適用なら初年度は0円。
- ReDocS Lite:月3,278円×12=年39,336円に初期登録費用54,780円が加わり、初年度94,116円/2年目以降 年39,336円。
- 大家のヤモリ・大家さん手帳・ビズアナオーナー(フリープラン):年0円。ビズアナオーナーで明細の編集や年間集計・CSV出力まで使う場合は スタンダードプランで年5,760円。
- 大家CLOUD:3物件なら無料プラン(年0円)の範囲です。 ただし入居者管理・家賃管理は15日間の体験扱いで、有料プランは新規申し込みが中断中です。
この規模では、金額だけを見れば無料で使えるツールが複数あり、 有料プランの中ではビズアナオーナーの年5,760円が最も安くなります。 次いで、初年度に限ればキャンペーン中のやよいが0円です。
ただし0円のツールは範囲が異なります。 大家さん手帳はiOSアプリで台帳とCSV出力が中心、 ビズアナオーナーのフリープランは管理会社からの収支報告書を取り込む使い方が前提で、 明細を自分で編集するには有料プランが必要です。物件別の収支を自分で入力し、確定申告用の科目別集計(CSV/PDF出力)や減価償却の自動計算、 契約更新・保険満期のリマインダーまで1つで完結させたい場合に、 OwnersDeskの年9,800円やReDocSの年39,336円といった有料の不動産特化型が比較対象になります。 金額の差は「何をどこまで任せるか」の差です。
ケース2:物件7件・合計20室の専業大家
- OwnersDesk:3物件を超えるためProプラン(物件数無制限)が必要で年47,760円。AI自動分類・PDF帳票・ローン管理が付きます。
- 会計ソフト各社:料金は物件数に連動しないため年11,880〜26,136円のまま。ただし7物件分の物件別集計を 自分で維持する運用負担は増えていきます。
- ReDocS Lite:100戸まで同一料金なので年39,336円(初年度は+54,780円)。
物件数が増えると、月額の絶対額よりも「物件別に自動集計してくれるか」「その手間を時給換算するといくらか」が 効いてきます。7物件分の仕訳・按分・入金消込を毎月手作業で行うと月2〜3時間はかかるため、 年47,760円のProが一見割高でも、自作にかかる時間コストと突き合わせて判断するのが現実的です。
どう選ぶべきか:3つのシナリオ
シナリオA:副業大家(物件2〜5件、本業あり)
すでに他事業の会計をfreee会計やマネーフォワード クラウド確定申告で回しているなら、 不動産所得もそこに寄せるのが素直です。 会計ソフトを使っていない状態から始めるなら、 物件・部屋・入居者の枠が最初から用意されているOwnersDeskのほうが導入は楽です。
シナリオB:専業・準専業大家(5〜10物件)
物件ごとの損益分析が重要になる規模です。不動産特化型のOwnersDeskか、 賃貸管理専門のReDocSが候補になります。 会計ソフト単体だと物件別の集計軸を自分で維持し続けることになります。
シナリオC:10物件以上、事業的規模
戸数管理・オーナー管理まで必要になる段階です。ReDocSの上位プラン、 あるいはいえらぶCLOUDのような不動産会社向けシステムを検討する段階に入ります。
「無料で試せるか」が最重要
どれだけ良さそうに見えても、自分の物件で1ヶ月使ってみないと判断できません。 幸い、今回比較した9サービスはすべて無料で試す手段があります。
- OwnersDesk:無料プランあり(1物件・1室まで、期限なし)
- freee会計:無料お試し期間あり
- マネーフォワード クラウド確定申告:無料お試し期間あり
- やよいの青色申告 オンライン:セルフ・ベーシックが初年度無料
- ReDocS:30日間のお試し利用
- 大家CLOUD:無料プランあり(10物件まで。ただし募集・入居者・家賃・業者リスト管理は15日間の体験)
- 大家のヤモリ:無料アカウントで主要機能を利用可能
- ビズアナオーナー:フリープランあり。有料プランはカード登録で1ヶ月無料
- 大家さん手帳:App Storeから無料(アプリ内課金なし)
※無料期間の長さや条件は変更されることがあります。申し込み前に各社公式ページでご確認ください。
よくある質問
- Q1. 会計ソフトと不動産管理アプリ、両方必要ですか?
目的が違います。会計ソフト(freee会計・マネーフォワード クラウド確定申告など)は 仕訳・確定申告に強く、不動産管理アプリ(OwnersDesk・ReDocSなど)は 物件・入居者・家賃入金の管理に強いのが特徴です。小規模なら不動産特化アプリ1本で、 青色申告決算書(不動産所得用)の科目別集計をCSV/PDFで出せることが多く(申告書そのものは作りません)、二重運用は不要なケースが大半です。 すでに他事業の会計を会計ソフトで回しているなら、不動産分だけ特化アプリで補う形も有効です。 - Q2. 個人大家向けで一番安いのはどれですか?
2026年9月26日時点の公表料金(税込換算)で比べると、0円で使えるものが複数あります。大家のヤモリ(主要機能)、 大家さん手帳(iOSアプリ)、ビズアナオーナーのフリープラン、OwnersDeskの無料プラン(1物件1室まで)です。有料プランで最も安いのはビズアナオーナーのスタンダードプラン(月480円・年5,760円)、初年度に限ればやよいの青色申告 オンラインが0円になります。 ただし、料金だけで並べても同じことができて安いわけではありません。 やよいは確定申告ソフトで物件・入居者の管理機能は対象外、 ビズアナオーナーのフリープランは明細の編集が対象外、 大家CLOUDの無料プランは入居者・家賃管理が15日間の体験扱いです。 必要な機能を先に決めてから、その範囲で比較してください。 - Q3. エクセル管理から乗り換えるべきタイミングは?
物件数が増え、入金消込や減価償却の手計算がつらくなってきたら乗り換えどきです。 判断基準は 家賃管理はエクセルで十分?脱Excelすべき5つの理由で詳しく解説しています。まずは無料プランで並行運用し、手応えを確かめるのが安全です。 - Q4. インボイスや電子帳簿保存法に、アプリはどこまで対応してくれますか?
電子帳簿保存法の電子取引データ保存は2024年から全事業者に義務化され、2026年現在も継続中です。 多くのアプリが領収書の電子保存・日付/金額/取引先での検索に対応しますが、対応度に差があるため導入前に要確認。 インボイスは居住用家賃なら原則登録不要など大家ごとに要否が分かれます( インボイス制度のケース別判定表/ 電子帳簿保存法の大家向けガイドを参照)。税務の具体的な判断は税理士等の専門家にご確認ください。
まとめ
「家賃管理アプリ」は目的と規模で最適解が変わります。 2〜10物件の個人オーナーなら、物件別の収支管理を軸にするならOwnersDesk、他事業と合算で会計を回すならfreee会計かマネーフォワード クラウド確定申告、 確定申告だけ片付けるならやよいの青色申告 オンライン、 戸数管理まで必要ならReDocS、という切り分けが現実的です。 いずれも無料で試せるので、自分の物件で1ヶ月動かしてから決めるのが確実です。
費用を最優先するなら、大家のヤモリ・大家さん手帳・ビズアナオーナーのフリープランが0円で使えます。 台帳として記録を始めるだけならこれで十分で、有料ツールを急いで契約する必要はありません。 分かれ目は確定申告まで自分でやるかどうかです。 不動産所得の様式に合わせた出力や減価償却の自動計算、契約更新・保険満期のリマインダーまで 1つで完結させたい場合に、有料の不動産特化型が選択肢に入ります。大家CLOUDは有料プランの新規申し込みが中断中(2026年9月26日時点)のため、 無料枠で足りるかを先に確かめてください。
出典と価格の確認日
本記事に掲載した料金は、以下の各社公式ページで2026年9月26日に確認したものです。
- OwnersDesk:料金プラン(税込表示)
- freee会計:freee ヘルプセンター「【個人】freee会計のプランについて」(税抜表示)
- マネーフォワード クラウド確定申告:料金プラン(税抜表示)
- やよいの青色申告 オンライン:料金・製品ラインナップ(税抜表示)
- ReDocS:公式サイト(税込表示)
- 大家CLOUD:料金ページ(税抜表示)
- 大家のヤモリ:オーナー向け公式ページ(税抜表示)
- ビズアナオーナー:よくあるご質問(税込表示)
- 大家さん手帳:App Store 掲載ページ(無料)
- いえらぶCLOUD:公式サイト(料金非公表)
本記事はOwnersDeskを運営するLAIRIA合同会社が作成しています。自社サービスを含む比較のため、 料金・初期費用・無料枠といった各社が公表している客観的な事実のみを掲載し、 機能の優劣評価は表に含めていません。「編集部の見解」と記載した箇所は当社の主観です。 料金は改定されることがあるため、契約前に必ず各社公式サイトの最新情報をご確認ください。 掲載内容に誤りを見つけられた場合は お問い合わせよりご指摘ください。速やかに訂正します。
また、税務上の取り扱いは個々の状況によって異なります。具体的な判断は税理士等の専門家にご確認ください。
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